NEWS

Succession(継承)

東久留米の特徴は「清流と緑」です。武蔵野の原風景を残す景観は、他自治体から羨望される地域資源でもあります。しかし、その価値に気づかず、何ら保全の努力をしていかないと、そのうち失ってしまうものなのです。さらに、今まであまり重点を置かなかったこのまちの歴史や文化も今、保護・収集・研究を行わないと取り返しのつかないことになり得るのです。

市の課題は沢山あります。特にそろそろ寿命を迎えつつある公共施設の建て替え等で、今後も厳しい財政は続きます。しかし、財政が厳しいからといって緊縮財政を続け、何もしないのでは、まちとしての魅力を損ない地域経済を疲弊させていくことでしょう。

このようなとき、むしろ何かワクワクするような施策を展開していきたいものです。また、水と緑の保全、文化や歴史の研究、芸術等の振興に力を入れていき、自然が残り住みやすい住環境を次世代へと継承していくことが、今、私たちの大きな役割なのではないでしょうか。(具体策は下記をご参照下さい)

富士見テラス

富士見テラスの解体は、市民の皆さんの大きな関心を集めています。

東久留米駅西口の富士見テラスからの眺望は「関東の富士見百景」に選ばれ、天候の良い冬の夕暮れ時には「ダイヤモンド富士」が見られることは有名で、メディアなどで市の紹介がされるときには大抵取り上げられる、わが市にとって貴重な施設でした。

過去の手続きの不備により数々の法不適合が露見し、市は法適合に向けて関係行政機関との協議等を行っている最中で先の見通しは立っていません。道のりは長いかも知れませんが、法適合への手続きを着実に進め、目途が立った暁には、富士見テラスの再建をしてほしいというのは、多くの方の願いです。12月議会に、請願が提出されました。

議会の各会派のお話を伺っている限りでは、再建に対しては、同じ思いを持っていると感じましたが、結論としては「継続」多数となり可決には至りませんでした。

再建への取り組みに当たり、富士見テラスが建設された経緯と同様に、専門家や市民の声を聴いてほしいという点に関して、市民参加によって手続きが遅れ、今日のような事態が起こったのではないかという見方があり、それが継続という判断をした会派の理由の一つとなったようです。しかし市の提案がそのまま進んでいたのであれば、「関東の富士見百景」に選ばれる駅にもならなかったので、市民参加の成功例ともいえます。手続きの不備は行政の不作為ゆえであり、市民の責任ではありません。

再建が決まったら、様々な知見をお持ちの市民がいるのですから、十分なスケジュールを確保し意見を伺う機会を作ればよいのではないかと思います。

議会の役割を考え理解すれば、市民の意向を庁に伝える役割である市議会が、その持っている役割が違う市長に忖度して態度を合わせていては、市民の思いは市政へ反映されないので、議会は必要ないということになるでしょう。

 

 

東久留米市の発展には、今こそ地域資源の活用を!

東久留米市が財政の厳しい自治体だということは、行政も市民にも共通の認識と思います。現在のところ、行政は財布の引き締め策に余念がありません。道路の舗装がはがれていても、公共施設が古くなって不具合が出ていても、「お金が無いからできない」などの説明がなされるため、市民の皆様からも諦めの声が多く聞かれます。

国全体で人口減少が進む中、このまま財政の引き締めだけ進めていたのでは、益々疲弊し活力が減り、明るい未来を想像することはできません。

夢も希望も持ちにくい、このような市に積極的に住まいたいと思う人はいないのではないでしょうか。

財政的な余裕がある自治体には、一般的に企業が立地している、有名な繁華街があるなどがあげられます。しかし実態をみてみると、豊かな住環境の宅地が多い自治体の財政には余裕があります。

企業誘致はこれまでも努力してきているはずですが、実状は難しいようです。であるとするならば、東久留米の水や緑を生かした良好な景観を形成し、住みやすい環境を整えていくことに力を入れ、市外の方々からもあえて選ぼうと思われるまちになれば、税収の増加につながっていくのではないかと考えます。人口の数は市の力につながります。

また、当市を訪れる人を増やす、すなわち観光に力を入れることにより、市での購買行動や、ふるさと納税をする人が増えれば、税収も増えていくでしょう。

では、どのようにしていけばいいのでしょうか。

私は、奇をてらわず、当市の強みである現在ある緑の環境を保全し、よりよい景観を守っていくことこそ、優先的・積極的に行っていくべきと考えています。

何もない状態から考えるよりは、今ある市の資源を生かして政策を組み立てていった方が早く、しかも市独自のものを創っていける可能性があるのではないでしょうか。

新型コロナウイルスワクチン接種について

9月を迎え、暦の上では秋が訪れています。

今年の夏もコロナ禍中にあり、緊急事態宣言でこれまでのような夏休みを過ごすことができず、寂しく思われた方も多いのではないかと存じます。

変異株の拡がりもあり、いまだ先の見えない状態ではありますが、現在、新型コロナウイルスワクチン接種が進んでいます。東久留米においては、16歳以上の接種希望者の予約が8月10日より始まっており、集団接種の予約は比較的取りやすくなっています。

接種率は東京都の平均より上回っています。近隣他市の方より、予約が取れないので、東久留米で接種ができないか、というご相談を受けたことがありますが、東久留米市においては、今のところ予約等にも大きなトラブルはなく順調に行われているといえます。

新型コロナウイルスワクチン接種は、各基礎自治体において接種方法等が決められます。Web予約システムにしても、国や都などから共通のシステムがあるわけでなく、自治体それぞれが構築しているのです。業者委託にて予約システムを運用している自治体もある中、東久留米では既存のシステムを応用しつつ、職員がいくつかの部課にわたり協力しながら構築したといいます。委託費がかからないだけでなく、不具合などにすぐに対応できるというメリットがあります。

これまで経験のない「災厄」の中、まさに自治体の力が試されているということになっているといえます。議員として、庁内の協力体制のもと、日々対応している状況をみて、私は東久留米市の意外な底力をみたと思うのです。

今後、12歳からのワクチン接種がどうなるのか(学校での集団接種はやらない)、ブースター接種(3回目)はどうなるのか、未確定なことも多く、更には、ワクチンの異物混入等の影響がどのようになるのか不安がありますが、これからも市の対応に注目していきたいと思います。

ご挨拶

季節は移り変わり、3月となり、市議会では新年度予算の審議を行う令和3年第1回定例会が開かれています。

私にとっては、12年の歳月を経て改めて議席を頂戴した2期目の折り返しになります。

昨年の早いうちから、新型コロナウイルスの流行が始まり、未だ終息に至らず、議員としての活動も活発には行うことができない状態です。会合等で、市民の皆様と会う機会が減ってしまいましたが、お会いできない分、もっと頻繁に議会での活動レポートを発行して議会の動きや私の発言を発信すべきであったと思っています。

令和2年度12月議会での一般質問の振り返りとともに、現在行われている3月議会での行う一般質問の議題について、ご報告したいと思います。

なお、緊急事態宣言が間もなく解除される可能性もありますが、当市議会では引き続き感染防止のため、傍聴をご遠慮いただいております。下記、登壇予定日及び時間をお知らせさせていただいており、直接傍聴いただきたいのは山々ですが、こうした時局柄、市ホームページに後ほどアップされる動画により、質問の様子をご覧いただければ幸いです。

令和2年度予算に賛成しました。

<予算審議>

 12年ぶりに議席をお預かりしてから、早いもので1年経ちました。活動にご理解頂き、応援下さる方々に心より感謝申し上げます。

 さて、新型コロナウイルス感染症の拡大する中、3月議会では令和2年度予算の審議が行われました。

 賛否には大変悩みましたが、これから市役所では新型コロナウイルス対策に多くの事務作業を取られ、予算の組み換えや議会対応に時間を充てることになれば、市職員の事務作業がより増すことになります。

 それにより市民サービスが低下する恐れがあることから、早急に予算を可決し実行していくことが必要である点と、私の常日頃からの主張であった図書館改修に理解を示した予算である点に鑑み、賛成致しました。

 一般質問の要旨を「後援会たより2020.04.30.」ページに掲載いたしました。詳細に関しましては、市ホームページに掲載される議事録をご覧いただければと存じます。

中野 じゅんこ、市議に復帰!(2019年04月22日)

定数22名の中、27名の候補者で争われた4月21日(日)執行の東久留米市議会議員選挙において、1,147票をいただき、21位で当選させていただきました。感謝の気持ちでいっぱいです。これから市議会議員の権能をフルに発揮して、皆さんにご恩返しをしてまいります。今後ともご指導・ご鞭撻いただければ幸いです。

中野 じゅんこ 再び!

既にご案内のとおり、元東久留米市議会議員で人形作家の、中野 じゅんこの活動再開に伴い、中野 じゅんこ後援会も再開いたしました。

中野 じゅんこは、2003 年に初当選し、1 期4 年活動しました。主に、財政面での費用便益分析の導入や、農政分野での農地の保全、契約において法的な裏付けを行うこと、そして、市役所の市民に対するサービス向上等の提案を行いました。また、1 期生ながら厚生委員会副委員長を2 年間務め、市民から寄せられた請願や陳情を、意見書として作成する役をこなしました。

その後、伴侶を得てこの地を離れ、長女を出産。より良い教育環境を求めて自由学園幼児生活団幼稚園に入園させ、毎日、東久留米に通うようになり、自由学園初等部進学とともに、自身の生活・活動の拠点も実家のある東久留米に戻しました。

いったん、地元を離れて戻ってみると、東久留米の良さとともに、その問題点も目の当たりにし、市政の課題を認識することになりました。そこで、時折、市議時代に会派を組んでいた、市議の白石 玲子さんと話し合ったり、相談したりしていましたが、昨年、残念ながら現職のまま逝去されました。

その喪失感は非常に大きく、白石 玲子さんの支持者の方々からも後継をという声が上がりました。そこで、遺族の方や後援会の方に温かいお声をかけていただき、中野 じゅんこは、その志を継いで、再び政治の表舞台への復帰を決意し、この度の市議会議員選挙で当選させていただきました。

「白石 玲子さんの、弱い者の声に耳を傾け、不幸な人を減らしたいという想いと行動力を受け継ぎ、努力していきます」との、中野 じゅんこ の想いを、支援してまいります。

市民と職員が元気になるまちづくり。

子どもも高齢者も、障がい者も住んで良かったまちづくり。

白石玲子さんの思いを引き継いでください。

中野 じゅんこさんに期待しています。

                                     福祉系大学講師、社会福祉法人理事

                                                                               君島 久康